お役立ち情報 材質が分からないときの調べ方【ゴム・パッキン】 2021.06.02 2021.06.25 用途によって使用されているゴムの材質が何かは大抵わかります。 しかし、種類を間違ると使用環境に適さなかったり、必要以上に高機能な素材を選択しコストがかさみます。 「急いで発注したいけど材質がわからない」「出先ですぐに確認したい」 そんな時には、燃焼試験をお試しください。 燃焼試験のやり方 調べたいゴムを少しだけ切る ピンセットなどで切ったゴム片をつかみライターで燃やす 燃えた結果を下記の表で確認 材質 燃焼の 難易 炎が去っても 燃え続けるか 燃え方 燃えた試験片の状態 におい 天然ゴム NR 易 燃える 暗黄色の炎・黒煙 軟化しべたつく 特有の臭い スチレン・ ブタジェンゴム SBR 易 燃える 暗黄色の炎・黒煙 軟化 スチレン臭 ブチルゴム IIR 易 燃える ローソク状炎 無煙 溶融 (燃えかすベタつく) 軽い甘味臭 エチレン・ プロピレンゴム EPM・ EPDM 易 燃える ローソク状炎 無煙 溶融 (燃えかすベタつく) 特臭 (ローソクを燃やした臭い) クロロプレンゴム CR やや難 自己消火 橙黄色の炎・黒煙 軟化 (燃えかすカサカサ) 塩酸の刺激臭 クロロスルホン化ポリエチレン CSM 易 自己消火 燈黄色の炎・黒煙 軟化 特臭 ニトリルゴム NBR 易 燃える 暗黄色の炎・黒煙 軟化 (燃えかすカサカサ) タンパク質の燃える臭い ウレタンゴム U 易 燃える 燈黄色の炎・無煙 溶融 (燃えかすベタつく) 特臭 多流下ゴム T 易 燃える 硫黄のような紫色炎 無煙 SO2の刺激臭 シリコーンゴム Si 易 燃える 明黄色の炎・白煙 軟化し白い灰が残る 特になし フッ素ゴム FKM 難 自己消火 燈黄色の炎・無煙 軟化 ☠かがない (有毒ガス有) ※この表はあくまで目安であり、材質証明を保証するものではありません。 また、材質によっては燃やすと有毒ガスが発生することがあります。 安全をしっかりと確保したうえで自己責任のもと行ってください。 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it お役立ち情報ゴム, 材質, 燃焼試験, 調べ方コメント: 0 このブログについて オンライン商談のご案内
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