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材質が分からないときの調べ方【ゴム・パッキン】

用途によって使用されているゴムの材質が何かは大抵わかります。
しかし、種類を間違ると使用環境に適さなかったり、必要以上に高機能な素材を選択しコストがかさみます。
「急いで発注したいけど材質がわからない」「出先ですぐに確認したい」
そんな時には、燃焼試験をお試しください。

燃焼試験のやり方

  1. 調べたいゴムを少しだけ切る
  2. ピンセットなどで切ったゴム片をつかみライターで燃やす
  3. 燃えた結果を下記の表で確認
材質 燃焼の
難易
炎が去っても
燃え続けるか
燃え方 燃えた試験片の状態 におい
天然ゴム NR 燃える 暗黄色の炎・黒煙 軟化しべたつく 特有の臭い
スチレン・
ブタジェンゴム
SBR 燃える 暗黄色の炎・黒煙 軟化 スチレン臭
ブチルゴム IIR 燃える ローソク状炎
無煙
溶融
(燃えかすベタつく)
軽い甘味臭
エチレン・
プロピレンゴム
EPM・
EPDM
燃える ローソク状炎
無煙
溶融
(燃えかすベタつく)
特臭
(ローソクを燃やした臭い)
クロロプレンゴム CR やや難 自己消火 橙黄色の炎・黒煙 軟化
(燃えかすカサカサ)
塩酸の刺激臭
クロロスルホン化ポリエチレン CSM 自己消火 燈黄色の炎・黒煙 軟化 特臭
ニトリルゴム NBR 燃える 暗黄色の炎・黒煙 軟化
(燃えかすカサカサ)
タンパク質の燃える臭い
ウレタンゴム U 燃える 燈黄色の炎・無煙 溶融
(燃えかすベタつく)
特臭
多流下ゴム T 燃える 硫黄のような紫色炎
無煙
SO2の刺激臭
シリコーンゴム Si 燃える 明黄色の炎・白煙 軟化し白い灰が残る 特になし
フッ素ゴム FKM 自己消火 燈黄色の炎・無煙 軟化 ☠かがない
(有毒ガス有)

※この表はあくまで目安であり、材質証明を保証するものではありません。
また、材質によっては燃やすと有毒ガスが発生することがあります。
安全をしっかりと確保したうえで自己責任のもと行ってください。

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